こんにちは!!
今回は『歯周病と癌(がん)』についてお話したいと思います。
癌(がん)と言っても、さまざまな種類があります。
日本に多い癌(がん)の種類
●大腸がん(結腸がん・直腸がん)
●胃がん
●肺がん
●膵臓がん
●肝細胞がん
●前立腺がん
●乳がん
消化器系のがん
5本以上自分の歯を歯周病などで失ってしまった場合、そうではない人と比べると消化器系のがんで死亡する確率が約2〜3倍も高くなっているそうです。
食道がん
歯周病と関係があることがわかってきているそうです。
歯周病菌の中に『フゾバクテリア』というものがあるのですが、食道がんの手術を受けた患者様の20%から、この『フゾバクテリア』が検出されたそうです。
さらに、『フゾバクテリア』が検出された人とされなかった人の術後の生存期間を比べたところ、検出されなかったグループの3年生存率は約79%、そして5年生存率は約75%だったそうです。検出されたグループは3年生存率が約64%、5年生存率は約59%で、大きな差が出ています。
その他のがん
歯周病のある人は、膵臓がんになる確率が約54%高まったことが明らかになっています。
膵臓がん以外にも、腎がん約49%、肺がん約36%、血液がん約30%とそれぞれ発症リスクが高くなることがわかってきています。
歯周病はお口だけでなく、全身にも関わってきます!!!
癌(がん)の治療を受ける前に
口腔ケアをきちんとしましょう!!!
がんの治療には手術だけでなく、抗がん剤治療などもあります。
治療方法の副作用には、口内炎などの症状が口腔内に現れます。
ほかにも治療の副作用で吐き気を催すため、口腔内のケアが行き届かず歯周病菌が増えてしまいます。免疫力の下がっていると歯周病菌が、合併症を引き起こす可能性が高くなります。
なので、歯周病菌はがん治療そのものにも影響を与えてしまいます。
歯周病の予防をきちんとしましょう(⌒▽⌒)
歯周病には、がん・がん治療と関係があることがお分かり頂けたと思います。
がんのリスクを減らすためにも、口腔ケアをきちんとするように心掛けましょう(^O^)
また、毎食後歯磨きをすること、デンタルフロスなどを口腔ケア用品を用いて歯間部を清掃すること、3ヶ月に1度は歯科医院でお口全体のお掃除を受けましょう( ◠‿◠ )
お困りなことや質問などありましたら、ご気軽にほほえみ歯科名古屋院までお問い合わせください。