こんにちは!!
皆さんは、病院に行ったときに病院のスタッフの方から「レントゲン撮りますね。」と言われて、『何のために撮るの?』って思ったことはありませんか?
本日は、歯科用の説明にはなりますが、歯科用のレントゲンについてご紹介したいと思います!!
歯科用のレントゲン撮影は安全
安心なのでご安心ください!!
歯科医院で撮影するレントゲン(X線)の放射線量は、機種や撮影場所によって多少異なっていますが、胸のレントゲン(胸部X線)や自然界で1年間に受ける放射線に比べて、極めて少ない値です。
ご心配される方もいられるかと思いますが、人体に影響を及ぼすレベルには程遠いのでご安心ください!!
さまざまな放射線量の
数値(単位:mSv)
(人工放射線)
⚪️一般公衆の年間線量限度:1.0
⚪️歯科用デジタルCT1回:0.1
⚪️胸のX線集団撮影1回:0.05
⚪️歯科用デジタルパノラマ撮影1回:0.03
⚪️歯科用デジタルデンタル撮影1回:0.01
(自然放射線)
○ブラジルのガラパリ市の自然放射線:10(年間)
○1人当たりの自然放射線量世界平均:2.4(年間)
○1人当たりの自然放射線量日本平均:1.5(年間)
なぜ、レントゲン撮影をするのか?
歯科の病気は、症状をお聞きしてお口の中をのぞくだけで、全体像を把握できるケースはごくわずかです。むし歯の進行範囲や歯の根っこ、骨の状態など、目には見えない病気の発見と的確な診断、治療を行うためにレントゲン撮影を行っております。
レントゲン撮影では放射性物質は
出ないのか?
歯科用のレントゲン撮影に使われている『X(エックス)線』は人工的に作られた放射線ですが、放射能を出す『放射性物質』とは無関係です。撮影すると周囲の物質に吸収されて、跡形もなく消え去るので、レントゲン室に放射線が蓄積することもありませんのでご安心ください。
シーベルトとベクトルの
違いは何か?
シーベルト(Sv)は放射線が人体に与える影響を表す単位です。
人の被ばく線量は、このシーベルトを目安にしてください。
ベクトル(Bq)は物質が出す放射線量を表しています。
1ミリシーベルト(mSV)
↓
1シーベルト(SV)の1000分の1です。
妊婦さん(胎児)への影響は
大丈夫なのか?
日本産婦人科学会によりますと、妊婦さん(胎児)に影響が出る被ばく量は約50mSvと規定されているので、歯科用のレントゲンはその数百〜数千分の1であるため問題ないと考えられています。
お困りなことや質問などありましたら、ご気軽に当院までお問い合わせください!!