こんにちは!!
今回は『歯周病とアルツハイマー病』についてお話したいと思います。
近年、認知症の発症率は増え続けています。
今後5年ごとに100万人ずつ増えていくと予測されているそうです。2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると言われています。
認知症とは?
脳の老化による物忘れとは違って、何らかの病気によって脳の神経細胞が傷つき破壊されて起こる症状や状態をいいます。
脳の老化による物忘れは、忘れたことを自覚しており、忘れたことはヒントがあれば思い出せます。しかし、認知症は忘れた自覚がなく、ヒントがあっても思い出すことができないのです。認知症が進行すると、徐々に理解力や判断力がなくなって、日常生活に支障をきたします。
認知症のうち、全体の約70%はアルツハイマー型認知症です。
脳血管型認知症は約20%、レビー小体型認知症は約4%です。これらは『三大認知症』と言われていて、全体の約94%を占めています。
認知症の根本的な治療は開発されておりません。
歯周病がアルツハイマー病を引き起こす原因になっていると言われています。
■歯周病の人は、歯周病ではない人と比べてアルツハイマー病を発症する確率が高いと言われています。
歯周病菌が増えすぎると、免疫細胞が過剰な攻撃を始めて、免疫細胞自体にも炎症が起きます。 炎症物質が免疫細胞を刺激することで、アミロイドβが作られます。 そのため、歯周病菌によって作られたアミロイドβが脳へ取り込まれ、蓄積するとアルツハイマー病を引き起こすリスクが高まります。
歯周病とアルツハイマー病の
関係は?
Pg菌が血管の中に入り込んでしまうと、血流の流れに乗ってカラダ全体に広がります。「血管に細菌がいるなんて怖い!」と思われる方もいるかもしれませんが、免疫によって細菌は死滅します。
しかし、細菌が死んだから問題ないのか?というとそんなことはありません。
このPg菌を始めとする歯周病菌の死骸は、発熱などの諸々の生体反応を出す内毒素(エンドトキシン)を体内に残すことになるのです。
認知症の約6〜7割を占めるアルツハイマー型の認知症では、このような毒素が脳に溜まることによって、アミロイドβ(神経細胞から分泌される物質)が蓄積されます。
このアミロイドβがアルツハイマーを進行させることから、歯周病と認知症には密接な関係があることがわかってきています!!
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