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インビザラインのメリット・デメリット:透明マウスピース矯正を徹底解説


はじめに

歯列矯正と聞くと、金属のワイヤーやブラケットが目立つ従来の矯正装置を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし近年、透明なマウスピースを使った矯正治療「インビザライン」が注目を集めています。目立ちにくく、取り外しができるという特徴から、多くの人が選択するようになりました。しかし、インビザラインにもメリットとデメリットの両面があります。本記事では、インビザラインの特徴を詳しく解説し、従来の矯正装置との違いや、どのような人に向いているのかについて詳しくご紹介します。

インビザラインとは

インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピース型矯正装置です。アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したシステムで、世界中で1,400万人以上が使用している実績があります。

治療の流れは、まず歯科医院で口腔内をスキャンし、そのデータをもとに治療計画を立てます。コンピュータシミュレーションで歯の動きを予測し、段階的に歯を移動させるための複数のマウスピースを作製します。患者は約1週間から2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら、少しずつ歯を理想的な位置に動かしていきます。

1日20時間から22時間の装着が推奨されており、食事と歯磨きの時以外は基本的に装着し続けます。治療期間は症例によって異なりますが、軽度の歯列不正であれば数ヶ月、複雑なケースでは2年から3年程度かかることもあります。

インビザラインのメリット

目立たない審美性

インビザラインの最大のメリットは、その審美性の高さです。透明なマウスピースは装着していてもほとんど目立たず、至近距離でなければ気づかれることはありません。営業職や接客業など、人前に出る機会が多い職業の方でも、仕事に支障をきたすことなく矯正治療を受けられます。

従来の金属製ブラケットやワイヤーを使った矯正では、どうしても装置が目立ってしまい、特に成人の患者にとっては心理的な負担となっていました。インビザラインはこの問題を解決し、矯正治療へのハードルを大きく下げることに成功しました。

結婚式や就職活動、大切なプレゼンテーションなど、特別なイベントを控えている方でも安心して治療を始められます。写真撮影の際も矯正装置が写り込む心配がなく、自然な笑顔を見せることができます。

取り外しが可能

インビザラインは食事や歯磨きの際に取り外すことができます。これは従来の固定式矯正装置にはない大きなメリットです。

食事の制限がないため、硬いものや粘着性のあるものも自由に食べられます。従来の矯正では、キャラメルやガム、固い煎餅などは装置が壊れる原因となるため避ける必要がありましたが、インビザラインではそのような心配がありません。好きなものを好きなだけ楽しめるため、食生活の質を落とすことなく治療を続けられます。

また、歯磨きやフロスも通常通り行えるため、口腔内を清潔に保ちやすいという利点があります。固定式装置の場合、ブラケットやワイヤーの周りに歯垢が溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まりますが、インビザラインではそのリスクを最小限に抑えられます。

痛みや違和感が少ない

インビザラインは、従来のワイヤー矯正と比較して痛みや違和感が少ないとされています。金属のワイヤーやブラケットが口内を傷つける心配がなく、口内炎ができるリスクも低くなります。

歯の移動も段階的に少しずつ行われるため、急激な痛みを感じることは少なくなります。新しいマウスピースに交換した直後は多少の締め付け感や違和感がありますが、数日で慣れることがほとんどです。

また、スポーツをする際も安全です。格闘技やコンタクトスポーツでは、金属製の矯正装置が口内を傷つける危険性がありますが、インビザラインは柔らかいプラスチック製のため、そのような心配がありません。

通院回数が少ない

インビザラインは、従来の矯正治療と比べて通院回数が少ないという特徴があります。ワイヤー矯正では月に1回程度の調整が必要ですが、インビザラインでは2ヶ月から3ヶ月に1回程度の通院で済むケースが多いです。

複数のマウスピースをまとめて受け取り、自宅で定期的に交換していくため、忙しい方でも治療を続けやすくなっています。遠方に住んでいる方や、仕事や学業で頻繁に通院することが難しい方にとって、大きなメリットとなります。

インビザラインのデメリット

自己管理が必要

インビザラインの最大のデメリットは、患者自身の自己管理能力に治療の成功が大きく依存することです。1日20時間から22時間の装着が推奨されていますが、これを守れない場合、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまいます。

取り外しができるという利点が、逆に装着を怠る原因になってしまうこともあります。食事のたびに外し、その後装着し忘れてしまう、外出先で外したまま紛失してしまうといったトラブルも報告されています。自己管理が苦手な方や、忘れっぽい方には向いていないかもしれません。

また、マウスピースの洗浄や保管も患者自身で行う必要があります。清潔に保たなければ、細菌が繁殖して口臭の原因となったり、マウスピースが変色したりする可能性があります。

適応できる症例に制限がある

インビザラインは、すべての歯列不正に対応できるわけではありません。重度の出っ歯や受け口、歯の回転が大きい場合、抜歯が必要な症例などでは、従来のワイヤー矯正の方が適している場合があります。

特に複雑な歯の移動が必要な場合や、上下の顎のバランスを大きく変える必要がある場合は、インビザラインだけでは十分な治療効果が得られないことがあります。そのような場合は、部分的にワイヤー矯正を併用したり、最初からワイヤー矯正を選択したりする必要があります。

治療を始める前に、歯科医師による詳しい検査と診断を受け、自分の症例がインビザラインに適しているかどうかを確認することが重要です。

費用が高額になる場合がある

インビザラインの治療費は、従来のワイヤー矯正と比較して同程度か、やや高額になることが多いです。治療費は歯科医院や症例の複雑さによって異なりますが、一般的には70万円から120万円程度が相場となっています。

また、インビザラインは基本的に自費診療となるため、保険が適用されません。ただし、医療費控除の対象にはなるため、確定申告を行うことで税金の還付を受けることができます。

マウスピースを紛失したり破損したりした場合、再作製に追加費用がかかることもあります。治療計画通りに進まず、追加のマウスピースが必要になった場合も、別途費用が発生する可能性があります。

装着中の飲食制限

マウスピースを装着したままでは、基本的に水以外の飲食ができません。コーヒーやお茶、ジュースなどを飲む際は、マウスピースを外す必要があります。装着したまま色のついた飲み物を飲むと、マウスピースが変色したり、虫歯のリスクが高まったりします。

また、食事のたびにマウスピースを外し、食後は歯磨きをしてから再度装着する必要があります。外出先での食事の際、この手間が面倒に感じることもあるでしょう。特に間食が多い方にとっては、ストレスになる可能性があります。

インビザラインに向いている人

インビザラインは、審美性を重視する方、仕事や学業で人前に出る機会が多い方、自己管理がしっかりできる方に特に向いています。また、軽度から中等度の歯列不正の方、金属アレルギーがある方にも適しています。

一方、重度の歯列不正がある方、自己管理が苦手な方、できるだけ費用を抑えたい方には、従来のワイヤー矯正の方が適している場合があります。

まとめ

インビザラインは、目立たない審美性、取り外しが可能、痛みが少ない、通院回数が少ないといった多くのメリットがある一方で、自己管理の必要性、適応症例の制限、高額な費用、装着中の飲食制限といったデメリットもあります。

矯正治療を検討する際は、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、自分のライフスタイルや歯の状態、予算などを総合的に考慮することが重要です。まずは信頼できる歯科医院で相談し、自分に最適な治療方法を選択しましょう。美しい歯並びは、あなたの笑顔をより魅力的にし、人生を豊かにしてくれるはずです。

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