噛み合わせ治療へのこだわり
審美治療でも矯正治療でもインプラント治療でも、最終的にしっかりと噛み合わせが形成されて初めて治療が完了します。
見た目の回復や手術のテクニックも大切ですが、当院では噛み合わせの機能を回復させることが重要だと考えています。
当院では顎関節治療や噛み合わせ異常の難症例を数多く手がけてきました。
よく噛めるようになった患者さんは、みんな若返ったように見えるくらいです。
噛み合わせ治療はアンチエイジングと呼べるような治療法かもしれません。
噛み合わせ治療は経験、たくさんの勉強、鋭い観察力、検査機器、問題を解決するためのカウンセリング能力などが必要です。
前歯の治療やインプラント治療後にも噛み合わせの問題がありますので、難しい症例でも一緒に改善していきましょう。
噛み合わせ・顎関節症の治療を
お考えの方へ
「顎が痛い」「口を開けると顎の周りから音がする」「口が開きにくい」などの症状は個人差がありますが、こういった症状が悪化すると体のバランスが崩れ、頭痛・腰痛・肩こりなどの症状が出てきます。
違和感の原因が顎関節症によるものかどうかわからず、対処できない場合も多いです。
当院は、噛み合わせ治療、顎関節症治療のスペシャリストとして、患者さんの悩みに応えています。
当院では、歯科医師や歯科衛生士が患者さん一人一人に責任を持ち、さまざまなサポートを行うチーム制をとっています。
ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
「治療は健康な生活が戻すこと」であることを忘れず、健康的な日常生活に戻れるようサポートします。
あなたの口の中には、
このようなサインがありませんか?
-
01頬や舌の凹み
歯ぎしりや食いしばりなどで頬の筋肉が過度に緊張した状態が続くと、内部の粘膜が歯に押し付けられ、白い縞模様のような跡が残ることがあります。
同様に、舌の側面にも歯状突起と呼ばれる歯のような跡があります。
凹み自体は特に害はなく、噛み合わせを直せば自然に消えていきます。 -
02亀裂
歯に過度のねじりや横方向の力が加わると、歯がその力に耐えられなくなり、表面に小さな亀裂(ヒビ)が生じます。
亀裂の大きさは、一見すると大きいものから、肉眼では見えないものまで様々です。
小さな隙間から虫歯菌が入り込んで虫歯になってしまうケースや、最悪の場合は歯が折れてしまって歯を抜かなければならないケースもあります。
一度歯が割れてしまうと、自然に治ることはなく、どんどん大きくなってしまいます。
被害を最小限にとどめ、ひび割れの原因を改善するためには、できるだけ早く治療することが大切です。 -
03歯の摩耗
歯ぎしりで毎日強く歯をこすっていると、歯の先端が削れてしまい、歯の先端が平らで短くなってしまいます。
症状が進行すると、表面のエナメル質が削られ、歯の象牙質が見えてきて、虫歯や知覚過敏になることがあります。 -
04骨隆起
骨隆起とは、上顎、下顎、歯肉部にある硬い骨の膨らみのことです。
食いしばりや歯ぎしりの患者さんに多く見られる症状で、顎の骨に過剰な力がかかり、その刺激で骨が膨らむと言われています。
骨隆起は痛みも病気もないので、治療しなくても問題はありませんが、徐々に大きくなっていくので、発音や食事に問題がある場合は除去する必要があります。
しかし、除去しても徐々に大きくなってしまうので、過度な力から歯や骨を守ることが大切です。 -
06くさび形の欠陥
食いしばりや歯ぎしりなどで歯ぐきの近くに負担が集中すると、歯の根元がくさび状に削れてしまう「くさび状欠損」になることがあります。
歯の表面を保護するエナメル質がないため、冷たい汚れに対して感覚が過敏になるなどの症状が出ることが多いです。
また、歯の生え際に発生するため目立ちやすく、審美性に問題があるとされています。
欠損部にプラスチック(CR)を充填して修復する方法も考えられますが、歯にかかる力をコントロールしないと、すぐに抜けてしまうケースがほとんどです。
くさび形の欠陥がクラックに発展して破折に至るケースもあるので、早急に原因を究明し、強い力から歯を守る方法を検討する必要があります。
当院での治療
-
01ボトックス治療
夜間の歯ぎしりや、集中しているときの歯ぎしりは、自分では気づかないものです。
これらは顎を圧迫し、放置すると詰め物や被せ物が割れたり、歯周病の原因になったり、頭痛や肩こりなど様々な影響が出てきます。
当院では、症状に応じてボトックスによる治療もお勧めしています。
ボトックス治療とは、過度に緊張した筋肉にボツリヌス菌由来のタンパク質を注射することで、筋肉の緊張を和らげる治療法です。
噛み合わせの筋肉に直接働きかけるため、歯ぎしりや噛み合わせを解消し、まれにエラが小さくなる効果も期待できます。
歯ぎしりや食いしばり、顎関節症などの症状がある患者さんは、咬合筋(主に食べ物を噛むときに使われる筋肉)が過剰に緊張し、発達していることが多いです。
肥大した筋肉は、顎の痛み、血行不良、ストレス、頭痛、肩こり、むくみなど様々なトラブルの原因となりますので、ボトックス注射で緊張をほぐし、症状を和らげることができ、効果をあげることができます。
ボトックスは、脳に命令して筋肉を動かす「神経伝達物質(アセチルコリン)」の働きを阻害する効果もあります。
寝ている間に歯ぎしりをすると、この神経伝達物質が知らず知らずのうちに働いてしまいがちなので、ボトックス注射で抑えることができます。 -
02ナイトガード(マウスピース)
ナイトガード(マウスピース)治療は、夜寝ている間にマウスピースを装着することで、無意識の歯ぎしりや食いしばりによる歯への負担を軽減する治療法です。
ナイトガード自体は、歯ぎしりを防ぐのではなく、歯ぎしりのすさまじい力で歯が破壊されるのを防ぐものなので、歯ぎしりや食いしばりの根本的な解決にはなりませんが、症状を緩和する手段としては有効です。
歯ぎしり用のマウスピースも市販されていますが、使い方によっては噛み合わせや歯並びを悪化させる危険性がありますので、歯科医院でご自分の歯にぴったり合うマウスピースを作ってもらってもらうのが一番です。
保険で作れるタイプもあるので、5,000円程度で作成できます。