より白く、より美しい歯を実現する
芸能人だけでなく、男性も女性も歯の白さをを意識するようになってきました。
歯科でのホワイトニングには、大きく分けて2種類あります。
ホワイトニングには、自宅でマウスピースを使って行う「ホームホワイトニング」と、歯科医院で専用の機械を使って行う「オフィスホワイトニング」があります。
治療の間隔や持続性、費用は様々で、仕事の内容や生活のリズムによって適性が異なります。
効果を上げるためにも、事前に両者の違いを理解しておきましょう。
矯正治療中でも
ホワイトニングが可能です
マウスピース矯正治療のインビザラインは1日の大半をマウスピースを使用することになります。
一方でホワイトニングは歯を白くするために、歯に合わせてマウスピースを作る必要があります。
インビザラインでのマウスピースをホワイトニングで使用することも可能なため矯正治療で歯並びを整えながら、歯を効果的に白くするのは非常に理にかなっています。
詳しくは当院の矯正治療を御覧ください。
来院頻度
ホームホワイトニングに比べて、オフィスホワイトニングは歯科医院で行うため、通院回数が多くなります。
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ホームホワイトニングに通う頻度は、1~2回程度
- ホームホワイトニングでは専用のマウスピースを作るために、歯の型取りを行います。
マウスピースを受け取ったあとに、歯科医師や歯科衛生士からホワイトニングの仕組みを説明してもらい、強い痛みや違和感などのトラブルがあれば、その都度通院してもらいます。 仕事や家庭が忙しく、定期的に通院できない方に適しています。
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オフィスホワイトニングの通院回数は約1~4回です。
- オフィスホワイトニングの効果には個人差があり、患者様の希望するレベルに応じて通う回数も異なります。
早期に美白効果を得たいが、毎日自宅で行うのは難しいという方に最適です。
即効性
専用マシンによるオフィスホワイトニングは、ホームホワイトニングよりも即効性があります。
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ホームホワイトニングは自分のペースできる
- ホームホワイトニングは毎日行う必要があるため、使用する薬剤の濃度はオフィスホワイトニングに比べて低くなっています。
違いを感じるには少なくとも3日、目に見える効果を得るには約2週間かかります。
希望の白さになったときやトラブルが発生したときにすぐに中止し、再び歯の色が変わったときに残った薬液でホワイトニングを開始することができます。
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オフィスホワイトニングは1回で効果が出る
- 高濃度の薬液と特殊な光を使ったオフィスホワイトニングは、通常、1回の来院で希望の白さに仕上げることができます。
ただし、知覚過敏の方は症状が悪化する可能性がありますので、光を浴びる強さや時間を意識する必要があります。治療を複数回に分けて行うことで、歯への負担を軽減し、ホワイトニングの持続時間を長くすることができます。
持続性
即効性のあるオフィスホワイトニングですが、ゆっくりとしたホームホワイトニングに比べて持続時間が短いのが特徴です。
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ホームホワイトニングの期間は約6ヶ月~1年
- ホームホワイトニングは、低濃度の溶液を長期的に塗布するため、効果が出るまでに時間がかかりますが、それに応じて長持ちします。
時間がかかってもしっかりと歯を白くしたいという方に向いています。
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オフィスホワイトニングの持続期間は約2~3ヶ月
- オフィスホワイトニングは、再着色しやすく、ホワイトニングの持続期間も短くなります。
定期的にホワイトニングを行うことで白さを保つことができます。
デュアルホワイトニングは、
即効性と継続性を求める方におすすめ
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用することをデュアルホワイトニングといいます。 白さを長持ちさせたい方に最適です。
基本的にはホームホワイトニングで
白さを持続させるのがおすすめ
当院ではデュアルホワイトニング、もしくはホームホワイトニングをおすすめしています。
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01長持ちする
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの最大の違いは、ホワイトニング効果が持続する時間の長さです。
オフィスホワイトニングは、治療直後から歯を白くする効果がありますが、ホームホワイトニングのような持続性はありません。
一方、ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングのような即効性はありませんが、より長く白い歯を手に入れることができます。
継続的に白い歯であるためにはホームホワイトニングが適しています。 -
02何度も歯科医院に通う必要がない
ホームホワイトニングでは、まず患者さんのマウスピースを作り、自宅でホワイトニングの施術を行うため、何度も歯科医院に足を運ぶ必要がありません。
自分のペースで歯を白くすることができるので、忙しい人でも無理なく続けられます。
一方、オフィスホワイトニングは、即効性はあるものの、ホワイトニング治療を数回に分けて行い、毎回のチェックにも時間がかかるため、忙しい人には不向きな場合が多いのです。 -
03白さを調整できる
歯の白さには個人差があります。
真っ白な人もいれば、すでに黄色の人もいます。
ホワイトニングでは、色を微調整することが重要です。
その点、ホームホワイトニングでは、歯を白くした結果がゆっくりと進行していくので、自分に合っていると思うところまで調整していくことができます。
ホワイトニングができない場合
歯の黄ばみや黒ずみといった審美的な問題に悩む人にとって、ホワイトニングはとても魅力的だと思います。
歯の表面に薬を塗ることで歯の色が改善されるのであれば、多くの人がすぐに取り入れたいと思うでしょう。
しかし、ホワイトニングは誰もが受けられる治療ではありません。
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01重度の虫歯や歯周病がある場合
ホワイトニングの段階で重度の虫歯や歯周病になっていると、治療を受けることが難しくなります。
虫歯になった歯は非常にもろく、歯の表面に穴が開いたり、壊れたりして、外部からの刺激に敏感になっていることがあります。
刺激の強いホワイトニング剤を使用すると、歯の表面の穴やひび割れに薬液が浸透し、歯髄に到達することがあります。
ホワイトニング剤は漂白剤と同様の作用を持つため、歯の神経である歯髄に接触すると、激しい痛みを引き起こすだけでなく、最悪の場合は歯髄が死んでしまうこともあります。 ですから、重度の虫歯がある場合は、基本的に歯を白くすることは非常に難しいのです。
また、重度の歯周病でもホワイトニングはできません。
重度の歯周病になると、歯肉の腫れや出血、歯を支える歯槽骨にまで炎症が広がります。 この状態でホワイトニング剤を使用するのは危険です。
しかし、ホワイトニングの前に歯周病を治療し、歯周組織が適切な状態に回復すれば、ホワイトニング治療を行うことができます。 -
02妊娠・授乳中の方
妊娠中や授乳中のホワイトニング治療はお勧めできません。
剤が胎児や赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性を否定できないからです。
ホワイトニング剤には、過酸化水素や過酸化カルバミドなどの刺激性のある薬剤が使用されています。
誤って飲み込んでしまうと、胎盤を通して胎児に吸収されたり、母乳の形で赤ちゃんに摂取されてしまう可能性があります。
そのため、基本的には妊娠中や授乳中のホワイトニングは避けましょう。 -
03入れ歯などの人工物
ホワイトニングする歯が、義歯であったりするとホワイトニングできません。
ホワイトニングはエナメル質を漂白するものなので、入れ歯などの人工歯には効果がありません。
そのため、義歯の色が気になる場合は、義歯を磨いたり、新しい義歯に交換する必要があります。 -
03中学生以下
中学生以下の場合は、ホワイトニングを受けることができません。
中学生以下は歯の成長や再生がまだ行われており、その時期にホワイトニング治療を行うと悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、ホワイトニング治療を受けるのであれば、高校生以降がいいでしょう。
まとめ
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングには、それぞれメリットとデメリットがあります。
費用や通う回数、期間など、自分のライフスタイルに合った方法を選び、感覚的に白くしていきましょう。