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クラウンレングスニングについて


こんにちは。ほほえみ歯科名古屋院です!

今回は、歯科治療の中でもあまり知られていない「歯冠延長術」、別名「クラウンレングスニング」についてお話ししたいと思います。これは、特定の状況で、本来は抜歯をしなければならない歯の保存や修復を可能にする重要な治療法です。

では、まず、クラウンレングスニングとは何かを説明しましょう。これは、歯の冠部(つまり、歯の見える部分)が不十分であったり、歯が大きく折れたり、大きな虫歯によって歯の大部分が失われた場合に行われる治療法です。この手術の目的は、クラウン(冠)やブリッジを適切に設置するために、歯の見える部分を増やすことです。

手術では、歯と歯肉の境界(歯肉線)周辺の骨と歯肉の一部が取り除かれます。これにより、歯の冠部がさらに露出し、クラウンやブリッジの設置に適した形状になります。手術は通常、口腔外科医または歯周病専門医によって行われます。

この手術の後、適切な回復期間(通常数週間から数か月)が必要となります。その後で初めて永久的なクラウンやブリッジが設置されます。この期間は、新たに露出した歯の組織が適切に癒え、新しいクラウンやブリッジをサポートする準備が整うまでの時間です。

クラウンレングスニング手術は外科手術であり、合併症のリスク(感染、出血、痛みなど)を伴います。しかし、適切に施行されれば、治療結果は大変良好で、患者の口腔機能と審美性を大幅に改善することが可能です。自分の歯をできるだけ長く保存したいと考えている方にとって、クラウンレングスニングは有用な選択肢の一つです。

また、審美的な目的でもこのクラウンレングスニングが用いられます。
一部の人々は、「ガミースマイル」と呼ばれる状態に悩んでいます。これは、笑ったときに過剰な歯肉が見える状態を指します。この場合、クラウンレングスニングは歯を長く見せ、歯肉の見える部分を少なくすることで、よりバランスの取れた笑顔を作り出すのに役立ちます。

このように、クラウンレングスニングは口腔内の状況により適した解決策を提供します。もし虫歯や歯の損傷によって歯の大部分を失った場合でも、この手術によって永久的なクラウンやブリッジの設置が可能になり、自然な見た目と機能を取り戻すことができます。いつも笑顔で健康な歯を保つために、定期的な歯科検診を忘れずに受けることをお勧めします!

何か気になることがあればいつでもお気軽にご相談くださいね。
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