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『歯の喪失と認知症の関係』についてご紹介


こんにちは!!
本日は『歯の喪失と認知症の関係』についてご紹介したいと思います。

近年では、認知症の高齢者が増加傾向にあるそうですが、噛める歯を維持していくことで認知症の予防に効果があるということが、最新の研究で明らかになってきているそうです。

歯を失うと認知症リスクが
約2倍に!!

厚生労働省では、噛む能力が弱くて、かかりつけの歯科医院がない人ほど認知症になる確率が高くなる研究結果を発表しています。
歯が20本以上残っている人に比べて、歯が数本で入れ歯を使わない人の認知症リスクは約1.9倍になっていて、かかりつけ歯科医院がある人に比べて、ない人のリスクは約1.4倍になるそうです。

〈4年間で認知症を発症した、65歳以上の人を示します〉
【噛む能力と認知症の発症率との関係】
○歯が20本以上      約2.9%
○歯が数本で入れ歯あり   約7.3%
○歯が数本で入れ歯なし 約11.5%

かかりつけと
認知症発症日数との関係

認知症でない人の割合・認知症発症までの日数

○かかりつけの歯科医院あり
⇅リスクの差が約1.4倍
○かかりつけの歯科医院なし

噛むことによるいろいろな
効果とは?

脳を活性化

咀嚼は知能の発育や情報を促進し、運動神経を活性化させ瞬発力を増強させます。

審美的効果(顔の輪郭を保つ)

元気で若々しい顔貌が社交性を維持します。

家族生活への影響

家族そろって同じメニューの食事が楽しめて、一家団欒の素因となります。
また、単一メニューは家事労働の負担を軽減します。

食物を細かくし、唾液を混ぜる

よく噛んで食べる事で胃腸での消化を助けて、唾液の抗菌作用が細菌ウイルスを不活性化させます。

唾液腺ホルモンの分泌

皮膚や血管・胃腸を若々しくし、脳の老化を防ぎ成人病やボケを予防します。

精神的効果 

何でも食べられるという満足感と食生活への自信が生きる意欲を助長します。

歯を1本でも残す努力が
認知症を予防します!!

歯を失う最大の原因は歯周病ですが、その原因となる歯周病菌は歯みがきだけでは取り除くことができません。歯を1本でも残して認知症を予防していくためには、かかりつけの歯科医院で歯のクリーニング・定期的な健診を受けるようにしましょう!!
もし、歯に“痛い”など異常や違和感など感じたらそのまま放置したりはせずにできるだけ早く歯科医院を受診するようにしてください!!

〈1本でも多くの歯を残して、おいしい食事をしたり、楽しくお話ししたりしていくためにもきちんとした予防をしていきましょう!!〉

お困りなことや質問などありましたら、ご気軽に当院までお問い合わせください!!

愛知県名古屋市港区当知2丁目1501番地
ポートウォークみなと1階
【 市バス地下鉄高畑8番のりば、八田駅1番のりばから
「当知住宅東」下車徒歩5、6分 】
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