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歯周病と脳梗塞の関係


こんにちは!!

今回は『歯周病と脳梗塞』についてお話したいと思います。

歯周病と脳梗塞は
どんな関係があるのか?

脳梗塞とは何か?

脳の血管が詰まってしまい、酸素や栄養が届かずに脳細胞が死んでしまう病気です。
日本人の死因の第3位で、1年間で約11万人が死亡しているそうです。日本はこれから急激な高齢化を迎えるため、脳梗塞に罹患、脳梗塞により死亡する人はますます増加すると予想されています。

歯周病が脳梗塞を引き起こしてしまう可能性があるそうです。
口の中の病気によって脳梗塞が生じることがわかってきています。

お口の中で生じる病気:歯周病

歯磨きがしっかりできていないと歯の周りに歯垢が付着して、歯と歯肉との間のすき間(歯肉溝)に細菌が繁殖して、歯肉に炎症が起きます。その結果、歯肉は赤く腫れて出血を起こしたりします。これを『歯肉炎』と言います。

この状態が続いてしまうと、炎症は歯周組織(歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨)に及んで、歯周炎になってしまいます。歯周炎が進行すると歯周ポケット(病的な歯肉溝)が深くなって、歯を支えている歯槽骨が吸収されて歯がぐらぐらするようになり、ついには抜歯をしなくてはならない状態になってしまいます。

この『歯肉炎』と『歯周炎』を総称して、『歯周病』と言います。日本では30歳〜50歳代では約8割の人が、60歳代では約9割の人が『歯周病』に罹患しているといわれています。

歯周病と脳梗塞の関係とは?

歯周病原因菌の刺激によって、動脈硬化を誘導する物質が出てきて、血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)ができます。血管の内腔は狭くなってしまいます。また、プラークが剥がれて血液の塊ができると、その場で血管が詰まったり細い血管が詰まったりします。

脳の血管がプラークで詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んできて脳血管が詰まったりすると、脳梗塞が起きてしまいます。歯周病の人はそうでない人の約2.8倍、脳梗塞になりやすいといわれています。

歯周病はどんな人が
なりやすいのか?

歯周病は、歯垢や歯石が溜まって歯肉炎、歯周炎になるだけではありません。日頃の生活習慣や病気によって歯周病になってしまうケースもあるそうです。
喫煙や口呼吸、自分にあっていない歯ブラシの使用などによって歯肉がひどくなり、歯周病に至ることがあります。また、ストレスや偏った食生活、糖尿病や肝臓病などの病気によって抵抗力が低下しているところに歯周組織を傷つけてしまい、歯周病になることもあります。

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