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神経のない歯を白くする ウォーキング・ブリーチについて


ウォーキング・ブリーチとは、根管治療を行った後の歯(神経のない歯)の内部変色に対して行う漂白方法の一つです。通常の歯のホワイトニングとは異なり、歯の内部に直接漂白剤を適用して、歯を白くする手法です。ここでは、ウォーキング・ブリーチの具体的な方法、メリット、リスク、注意点について解説します。

ウォーキング・ブリーチの手順

  1. 初診時の診断
    • 歯科医師が歯の健康状態を確認し、ウォーキング・ブリーチが適切かどうかを判断します。
  2. 歯内部の準備
    • 根管治療された歯の充填物を部分的に取り除き、漂白剤を置くスペースを作ります。
  3. 漂白剤の充填
    • 漂白剤(通常は過酸化水素や過酸化尿素が使われます)を歯内に充填し、仮の詰め物で封をします。
  4. 待機期間
    • 数日から数週間、漂白剤を歯内に留めます。この期間、漂白剤が徐々に歯の色素に作用します。
  5. 効果の確認と追加治療
    • 指定された期間後、歯科医師が漂白の効果を確認します。必要に応じて、漂白剤の追加充填を行います。
  6. 最終的な仕上げ
    • 目標とする白さに達したら、最終的な充填材で歯を密閉します。

メリット

  1. 非侵襲的
    • 既存の歯を大きく削ることなく、歯の色を改善できます。
  2. 効果的
    • 内部からの変色に対して、外部的なホワイトニングよりも効果的に白くすることが可能です。
  3. コスト
    • クラウンなどの他の審美的処置に比べてコストが低いことが多いです。

リスク・注意点

  1. 限定された使用
    • 全ての根管治療を受けた歯に適用できるわけではありません。歯の構造、歯の変色の程度、過去の治療歴などによっては適さない場合があります。
  2. 再変色の可能性
    • 時間が経つと再び変色する可能性があります。
  3. 歯の強度の低下
    • 長期にわたる漂白剤の使用は、歯の強度を低下させる可能性があります。
  4. 歯の感染
    • 歯内の漂白剤が漏れ出し、歯周組織に影響を与える可能性があります。

結論

ウォーキング・ブリーチは、根管治療を受けた歯の内部変色に対して効果的で、比較的低コストで非侵襲的な美白方法です。しかし、全ての場合に適しているわけではなく、再変色や歯の強度低下などのリスクも伴います。このため、治療を受ける際には、しっかりと歯科医師の診断を受け、個々のケースに最適な方法を選択することが大切です。また、治療後の定期的なチェックと、適切な口腔ケアにより、長期的な結果を維持することが重要です。

ウォーキング・ブリーチは、その名の通り「歩いていくように」徐々に歯を白くしていく方法です。患者さん自身の期待に応えつつ、リスクとメリットを総合的に理解し、安全で健康的な白い歯を目指しましょう。

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