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『歯周病と糖尿病』との関係!!


こんにちは!!

皆さんの周りに糖尿病で悩んでいる方はいらっしゃいますか?
本日は『歯周病と糖尿病』に関することをご紹介したいと思います。

歯周治療で糖尿病を改善できる?

歯周病は以前から、糖尿病の合併症の1つと言われてきているそうです。実際のところ、糖尿病の人はそうではない人と比べると、歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという疫学調査が複数報告されています。

日本人の糖尿病

2210万人→強く疑われる人。
可能性を否定できない人。
3人に1人→40歳以上で糖尿病の疑いがある人。

糖尿病の慢性合併症

①腎症
②網膜症
③神経障害
④大血管障害
⑤小血管障害
⑥歯周病

さらに、最近では歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係性も明らかになってきているそうです。つまり、歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようになってきています。
歯周病治療で糖尿も改善することができるようになってきていることがわかってきています。

脂肪細胞→ TNFーα ←歯周病
       増加
   (血糖値上昇させるタンパク質)

歯周治療→ TNF-α
      減少
  (血糖値下降させるタンパク質)

【TNF-αは血糖値を上昇させるタンパク質です。

歯周病菌は内毒素を
撒き散らします。

内毒素とは?
○細菌が含まれる毒物です。
○細菌が死滅しても毒素は残ります。

歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し、全身に回っていきます。血管内に入った細菌は身体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸を持つ内毒素は残り血糖値に悪影響を及ぼします。
血液中の内毒素は、脂肪組織や肝臓からのTNF-αの産生を強力に推し進めるそうです。TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を上昇させてしまいます。
歯周病を合併した糖尿病の患者さんに、歯周治療を行ったところ、血液中のTNF-αの濃度が低下するだけはなく、血糖値のコントロールの状態を示すHbA1c値も改善するという結果が得られているそうです。

歯周病は生活習慣病です。

歯肉の炎症が全身に多くの影響を与えることは昨今の研究で明らかになってきているそうです。
歯周病も糖尿病も生活習慣病ですので互いに深い関係があって不思議ではありません。
毎日の食事生活を含めた生活習慣を見直して、歯周病を予防することが全身の生活習慣病を予防することにつながっていきます。

お困りなことなどありましたら、ご気軽に当院までご相談ください!!

愛知県名古屋市港区当知2丁目1501番地
ポートウォークみなと1階
【 市バス地下鉄高畑8番のりば、八田駅1番のりばから
「当知住宅東」下車徒歩5、6分 】
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