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『歯周病と心疾患』についてご紹介


こんにちは!!

皆さんは、歯周病と心疾患が関係していることは知っていますか?
本日は『歯周病と心疾患』についてご紹介したいと思います!!

日本人の約80%の人が歯周病にかかっていると言われていますが、細菌の研究では血管や臓器に悪影響を与えていることがわかってきました。
特に心臓の病気に関して、歯周病のある人はない人に比べて発症リスクが高くなることが報告されているそうです。

歯周病菌が心臓病のリスクを
高めてしまいます!!

歯周病が進行して歯周病菌が増えると、歯肉の血管を通って血流に乗り、心臓へ移動します。そして、その歯周病菌が心臓の血管壁に炎症を起こします。
すると、炎症部分が動脈硬化を起こし、狭心症・心筋梗塞を引き起こしてしまうのです。

また、歯周病菌が血流に乗り、心臓の弁・心内膜に付着して、細菌感染を起こす感染性心内膜炎という病気もあるそうです。
これは、全身に血液を送るポンプの役割をしている心臓で細菌が繁殖するため、瞬く間に全身へと細菌が運ばれてしまいます。

歯周病が悪化してしまうと・・・

【狭心症・心筋梗塞・感染性心内膜に注意が必要です!!】

○歯周病菌が歯周ポケットから血液の中に流れ込みます。
○心臓の冠状動脈に歯周病菌が付着して、粥種(プラーク)を形成します。
動脈硬化を促進させて、心臓病を引き起こし ます。
○歯周病菌が心臓(心内膜・弁膜)に感染して、いぼ状の塊を形成します。
組織破壊・全身の敗血症を招いて心不全にな ります。

狭心症

心筋(心臓の筋肉)に血液を行き渡らせる“冠動脈”が狭くなることにより、一時的に心筋が酸素不足に陥って胸の痛みや圧迫感を引き起こす病気のことです。

心筋梗塞

心臓が動くための酸素を送る血管である冠動脈の動脈硬化が進行して、沈着していたプラークの塊が破裂することで冠動脈が完全に閉塞した状態です。

感染性心内膜

心内膜に生じる感染症で主に心臓弁に感染が及び弁破壊と弁膜症を起こします。 感染性心内膜炎は血流に入った細菌が、損傷のある心臓弁に到達することで発生します。 感染性心内膜炎では突然の高熱や心拍数の上昇、疲労、急速で広範囲にわたる心臓弁の破壊がみられます。

【動脈硬化を起こした血管から、歯周病菌が見つかった人の割合】
■4mm以上の歯周ポケットの数
○Pg→3ヶ所以上:約5%
4ヶ所以上:約29%
○Aa→3ヶ所以上:約17%
4ヶ所以上:約26%
○Td→3ヶ所以上:約11%
4ヶ所以上:約29%

【歯周病の症状が重度であればあるほど、心臓病の発症リスクが高くなります!!】

■歯周病は、お口の中だけの病気とはあなどらずに、定期的な歯科検診を受けるように心がけましょう!!
■治療の必要性がある場合は、歯周治療・歯科治療を受けることをオススメします!!

お困りなことや質問などありましたら、ご気軽に当院までお問い合わせください。

愛知県名古屋市港区当知2丁目1501番地
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「当知住宅東」下車徒歩5、6分 】
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