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『歯周病と心筋梗塞』について


こんにちは!!

今回は『歯周病と心筋梗塞』についてお話ししたいと思います。

心筋梗塞とは?

心臓を動かすために酸素や栄養を心筋へ送る冠動脈が閉塞してしまい、心筋が酸素不足になって壊死している状態を言います。
発症の原因は、生活習慣病などによる動脈硬化の進行です。 それによって冠動脈にたまったプラークが破裂して、冠動脈が完全に閉塞しています。
主な症状は、突然の強い胸痛です。
押しつぶされる、強くしめつけられる、灼熱感といった強い痛みを生じて、冷や汗、吐き気、嘔吐などをともなうこともあります。症状は20分から数時間続きます。狭心症発作とは比べものにならないほどの痛みが長く続き、ニトログリセリン舌下錠の効果もほとんどないこともあります。
ただし、痛みの発作なく心筋梗塞が進行する無痛性心筋梗塞の場合には、心不全の症状が現れてはじめてわかることもあります。

歯周病と心筋梗塞との関係は?

日本人の死因の第2位に挙げられている心臓病の中で、代表的なものが心筋梗塞です。
冠動脈が血栓(血液の固まり)によって詰まることで、心臓に血液が送られなくなり、心筋が壊死する病気で、治療が遅れると死に至る恐ろしい病気と言われています。

動脈硬化が進んだ中高年に多くみられて、高血圧や糖尿病、高コレステロール血症、肥満、喫煙、運動不足、ストレスなどが危険因子に挙げられています。
最近では、重度の歯周病にかかっていると心筋梗塞のリスクが高まるという研究発表が報告されています。死後に解剖した結果、心臓の血管内から本来あるはずのない歯周病菌が発見され、歯周病が原因の心筋梗塞が見つかったケースもあります。

心臓の病気と歯周病は一見まったく関係がないように思えますが、歯周病が進行すると歯周病菌の一部が口腔内の傷から血液中に入りこむと、血管壁を傷つけたり、血小板に異常を来して血栓ができやすくなったりすることがわかっています。

むし歯や歯周病などのお口のトラブルは、全身の健康にも大きな影響を及ぼし、命取りになることもあるのです。心筋梗塞予防のためにも、日頃の口腔ケアをしっかりと行いましょう。

心筋梗塞の歯の痛みは?

狭心症や心筋梗塞などの急性冠症候群による虚血性心疾患により、歯痛が生じることがあります。虚血性心疾患の発作時、患者の38%に顔面の痛みが4%に歯痛が生じると報告されています。多くの場合、胸の痛みと顔面の痛み、歯痛が同時に生じますが、稀に胸の痛みがなく歯痛のみが症状として現れることがあります。

歯の治療は?

■心筋梗塞の方が歯科治療を受けるときに注意するべきこと
心筋梗塞発症後3ヵ月以内は、歯科診療を控えましょう!!
心筋梗塞発症後6ヵ月以内は、出血に伴う外科処置は控えましょう!!

お困りなことや質問などありましたら、ご気軽にほほえみ歯科名古屋院までお問い合わせください。

愛知県名古屋市港区当知2丁目1501番地
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